宇都宮の歯医者さん、桜ケ丘デンタルクリニックです。
今回のテーマは「小児歯科で行っている治療内容」です。
その歯科医院がどんな治療に対応しているのか?…それは歯科医院の診療科目を見れば分かります。
しかし、小児歯科に関しては治療内容が分からないという方も少なくありません。
確かに、小児歯科は子供の歯科治療を行うことは分かるものの、
具体的にどんな治療を行うかを診療科目から知ることはできません。
そこで、ここでは小児歯科ではどんな治療を行っているのかについて説明していきます。
実は小児歯科の治療内容は大人の一般歯科と同じです。
もちろん、小児歯科でホワイトニングやインプラント治療を行っているわけではないですが、
虫歯治療を中心に行い、さらにその治療方法も大人の場合とほぼ同じになります。
唯一異なる点を挙げると、小児歯科の虫歯治療は乳歯の場合、
後に生えてくる永久歯のことを視野に入れて治療計画を立てるという点です。
永久歯に悪影響を及ぼさないよう、永久歯の状態を確認した上で治療計画を立てていきます。
そもそも小児歯科は何歳くらいまで通うべきなのか?…いわゆる対象年齢で悩む親御さんも多いでしょう。
これに関してお答えすると、小児歯科には明確な年齢制限はありません。
ただ、一般的には乳歯が生え始める年齢から中学生くらいまでが対象と言われています。
これは歯の成長を考えた上でのことで、
言い換えれば乳歯の生え始めから永久歯が生えそろうまでが小児歯科の対象となります。
歯科医院によっては「15歳まで」などの告知をしていますが、実際にはそういった決まりはありません。
お子様の虫歯治療は一般歯科で行うことも可能ですが、できるだけ小児歯科で治療を受けてください。
なぜならお子様の虫歯治療をする場合、小児歯科で治療を受けることにメリットがあるからです。
そして、最も大きなメリットはお子様の歯科医院に対する恐怖心の払拭です。
大人でも歯科医院に行くのは嫌ですが、小さなお子様の場合は尚更です。
実際、お子様を歯科医院に連れていくのに一苦労という親御様も多いのではないでしょうか。
小児歯科ではそんなお子様の恐怖心をやわらげるため、歯科医院ごとで様々な工夫をしています。
院内の内装をかわいくしている歯科医院、お子様の治療している姿が待合室から確認できる歯科医院、
治療後にガチャガチャなどのおまけが遊べる歯科医院など、工夫の内容は様々です。
また、歯科医もお子様の相手が上手ですから、小児歯科なら小さなお子様が楽しい気持ちで通えるのです。
小さなお子様の歯は大人に比べて弱く、虫歯にかかりやすい状態にあります。
そして、虫歯を確実に予防するためにも小児歯科に通うことをおすすめします。
小児歯科では虫歯を治すための治療だけでなく、予防するための治療も行っています。
予防メニューはいくつかあり、その1つは「フッ素塗布」です。
これは大人の予防歯科でも行いますが、フッ素塗布によって虫歯菌の出す酸に負けない強い歯を作ります。
また、「シーラント」といって虫歯が発生しやすい奥歯の溝を塞ぐ治療も行っています。
さらに「ブラッシング指導」、これはお子様だけでなく仕上げをする親御様向けの指導でもあります。
こうした治療を受けられるため、小さなお子様は小児歯科に通って予防治療を受けた方がいいでしょう。
ここで説明してきたように、小児歯科で行っている治療内容の主は虫歯治療と予防治療です。
小児歯科ではこうした治療の際、どこをどうする治療を行うのか?
…いわゆる明確な治療内容の説明をしています。
このため、親御さんも治療内容に不安を感じることがないですし、
どんな治療を行っているのだろうかと疑問に思うこともありません。
つまり、小児歯科ではお子様の治療を安心して見ていられる環境が整っているのです。
いかがでしたか?
最後に、小児歯科で行っている治療内容についてまとめます。
1. 治療内容 :大人の一般歯科とほぼ同じだが、永久歯の成長を視野に入れた治療計画を立てている
2. 小児歯科に通う年齢 :一般的には乳歯が生え始める時期から永久歯が生えそろう中学生頃まで
3. 小児歯科で治療を受けるメリット :お子様の恐怖心を払拭できる工夫がされている
4. 予防治療について :小児歯科ではフッ素塗布やシーラントなど、虫歯予防の治療が受けられる
5. 小児歯科なら親御さんも安心 :治療についての説明も詳しく行うので、親御さんも安心できる
これら5つのことから、小児歯科で行っている治療内容が分かります。
まとめると、小児歯科では虫歯治療やそのための予防治療をメインに行っています。
また、小児歯科ではお子様が楽しく感じられるような工夫を施しているため、
歯科医院に行くのがお子様でも通いやすい環境であるという特徴があります。